危機遺産とは・・・
世界遺産リストも登録物件のうち「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に記載されている遺産。危機遺産リストへの記載は1979年から始まった。
世界遺産リストも登録物件のうち「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に記載されている遺産。危機遺産リストへの記載は1979年から始まった。
- 重大かつ明確な危険にさらされており、その脅威が人間の関与により改善可能
- 保全のためには大規模な作業が必要
- 世界遺産条約に基づく援助がその遺産に対し要請されている
- 危機遺産リストに掲載されると、保有国は世界遺産委員会の協力の下、保全計画の作成と実行が求められる
- 危機遺産の保全には、世界遺産基金の活用や世界遺産センター、各国政府、民間機関などから財政的・技術的援助を受けることができる
- 顕著な普遍的価値があることが明らかな暫定リスト記載の遺産を通常の登録手順を取らずに登録することがある(=緊急的登録推薦)
第43回世界遺産委員会(2019)では、1件が危機遺産リスト入り、2件が危機遺産リストを脱した。
危機遺産リスト入りした物件:
- カリフォルニア湾の島々と自然保護区群(メキシコ)
カリフォルニア湾の島々と自然保護区群 Islands and Protected Areas of the Gulf of California
Thelmadatter [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons |
- 登録国:メキシコ
- 登録基準:(ⅶ)(ⅸ)(ⅹ)
- 登録年:2005年
- 危機遺産登録:2019~
Wikipediaで詳しく見る>>>カリフォルニア湾の島々と自然保護区群
UNESCO世界遺産リスト>>>Islands and Protected Areas of the Gulf of California
危機遺産リストを脱した物件:
- ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群(チリ)
- イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路(パレスチナ)
ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群 Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works
rewbs.soal [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons |
- 登録国:チリ
- 登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)
- 登録年:2005年
- 危機遺産登録:2005~2019
Wikipediaで詳しく見る>>>ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群
UNESCO世界遺産リスト>>>Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works
イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路 Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the Pilgrimage Route, Bethlehem
Berthold Werner [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons |
- 登録国:パレスチナ
- 登録基準:(ⅳ)(ⅵ)
- 登録年:2012年
- 危機遺産登録:2012~2019
Wikipediaで詳しく見る>>>降誕教会
UNESCO世界遺産リスト>>>Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the
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